新人看護師の皆さんの中には、何となく職場になじめていない、先輩に嫌われているかもしれないという風に悩んでいる人も少なくありません。学生時代とは異なり、圧倒的に業務量が多く忙しい毎日の中で、つい心細くなってしまう人もいるでしょう。新人看護師にとって、職場での人間関係を良好な状態にしておくことはとても大切です。

新人看護師は、個々人のポテンシャルにかかわらず、スキルや経験が不足していると言わざるを得ません。失敗してしまうことは仕方のないことですが、患者の命に係わる事故を起こしてしまっては一大事です。仕事をする中で、考えても分からないことや判断に迷うことがあれば、先輩に相談するようにしましょう。その時に課題を丸投げするのではなく、自分なりに対応方法を考えたうえで相談をすると良いでしょう。そうすることで、先輩は新人看護師であるあなたが、知識や経験が少ないなりに頑張って仕事と向き合っていることを評価してくれるでしょう。これは信頼関係を築き、良好な人間関係を構築することに繋がります。

逆に、自分勝手な判断で誤った対応を何度もしてしまうと、先輩としては安心して仕事を任せられないということになり、監視の目が厳しくなってしまいます。些細なことでも口出しをされてしまうと、仕事がしにくくなってしまいますよね。先輩看護師は、忙しい中で時間を作って新人看護師に教育をしています。イライラしてしまい、辛い対応をされることもあるかもしれません。そのような時は、教育してもらえることは当たり前ではないということを思い出し、先輩に感謝の気持ちを表すようにしましょう。